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2010年7月

2010年7月31日 (土)

秋田の六郷湧水群をたずねました

私にとって憧れの場所のひとつの湧水群のある六郷地区を、秋田県に行ったついでに訪ねてきました。Rokugo05

私が考える田舎暮らしに理想的な場所は、裏に山を抱えながら傍を清らかな小川が流れ、前方には田畑の広がるところです。
昔話の桃太郎のおじいさんとおばあさんが暮らしているようなところでしょうか。

我が家の場合、この条件から清らかな流れの小川が欠落しています。小規模な農業用水路が流れていますが、上の方からの田んぼの排水や生活排水(今日、浄化処理されてはいますが)なども混じっていて、見た目は澄んだ流れですが、生活に取り入れるとかワサビやクレソンなどを栽培するような気にはなりません。

六郷は奥羽山脈からの流れが作った扇状地の末端に、つまり水田地帯のど真ん中で国道13号線沿いにありました。60ほどの清水のわく湧水がこの一帯に散在していて、環境省の定める全国名水百選にも選ばれているそうです。

この町では水道料金はゼロで使い放題なそうです。
真実は、どこでも清水が豊富なために水道は必要ないので敷設されていないということでした。
ここの清水は清らかなことはもとより水温は年間15度くらいで、絶滅危惧種のハリザッコと呼ばれる淡水魚イバラトミヨが生息しているそうです。

町の中心部には1時間程度で回れる範囲に、10箇所ほどの清水があるという案内でしたので回ってみました。
大部分の清水には名前が付いていました。それは地名だったり持ち主の屋号だったり謂れや由来を表現するものだったりです。
地名にはアイヌ語に由来するものもありました。そもそも六郷は、「清らかな水たまりのあるところ」を言うアイヌ語のルココッツイから来ているそうです。
また、アイヌ語のニタイ(森林)、コツ(水たまり)から付けられたニテコ清水というところもありました。
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ここでは清水を利用してサイダーが製造販売され、蔵の食堂ではこの時期流しソーメンが名物になっていました。
私はサイダーを飲んでみましたが、炭酸が少なめなのかマイルドな味で飲みやすいものでした。
写真を撮り忘れましたので、こちらからご覧ください。

清水は大小いろいろでしたが、藤の花の見事なことから付けられたという藤清水は水量がかなり豊富でした。
雨模様の中でうっそうとした木々に囲まれ、神秘的な雰囲気でした。
これらの清水は、定期的に清掃されているということで、ちょうど係りの青年が竹箒とブラシで清掃中でした。そのための竹箒が画像の中央に見えます。

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青年とは次に訪ねた諏訪神社のそばにある諏訪清水まで一緒でした。
ここでは清水の中に入って、ブラシで清水の底をこすって玉砂利に付くコケを洗い流す作業から始めました。
またここでは、夏休み研究に訪ねてきた小学生グループとも遭遇しました。

Rokugo10_2
この後は、かって鷹狩りに訪れた佐竹の殿様が料理にここの水を使ったことから名付けられた御台所清水に回りました。
民家に囲まれた比較的大きな清水でした。
代表的な清水なのでしょうか、画像の右上になりますが、名水百選の石碑が鎮座しています。Rokugo17_2
それから、この清水の側の民家の軒下が野菜などの直売所になっていて、二人のご婦人がおしゃべりをしながら店番をしていました。
「木・金曜日営業」の札が下がっていて、「どうして土・日曜日ではないんだろう?」と疑問に思いましたが、買うつもりがなかったので聞かないでしまいました。

この後も何箇所かを回り、車を停めてある多目的施設の名水市場湧太郎に戻りました。
清水に関する資料もいろいろと展示してあり、知識もたくさん仕入れることができました。
それから、この施設は酒蔵を改修したものなそうで、当然次の画像のギャラリーもありました。
やはり名水には銘酒が付き物のようです。ナットクです。

Rokugo33

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2010年7月 5日 (月)

ギャラリー花館(はなやかた=大槌町)を訪ねました

以前、地元新聞で紹介されていたが、、大槌町で山野草の鉢を製作している人が居ることを知っていたので、訪ねてみることにした。

大槌の駅に降り、町の人が「花館というのは多分あそこだ」と教えてくれたところは、表の看板は「喫茶花屋敷」とありました。
町の人が「多分・・」と言うとおり、微妙なズレがあるものの当たらずとも遠からずと思って中に入ると、そこは喫茶花屋敷であり「ギャラリー花館」でもありました。Hanayakata054

ギャラリーには、野草鉢や生けた山野草、ほかに絵などが飾られてありました。
同時に、河童の焼き物もいろいろと並べられてありました。

店主の小川さんにお話をいろいろと伺って知りましたが、小川さんは少年のころに溺れて死にそうになったときに河童の大神が現れて、以来、その諭しに沿った生き方をしているということでした。
その挙句、小川さんは河童研究家で、陶芸家で写真家で画家で建築のデザインもするという、総合芸術家とでも言うような方でした。Hanayakata035

小川さんの焼き物は、地元の土を8年ほど寝かせて熟成して使うこと、たたら製鉄の時代に行われた野焼きの手法で、木炭を使って焼き上げるというものでした。
その効果のひとつとして、釉薬は使っていないということでしたが、独特な色彩や照りなども現れているものでした。Hanayakata037

野草鉢に関してですが、小川さんのの説明によると、鉢は織田・豊臣の時代からの陶芸の一分野だということです。
そのような中で、現代の陶芸家は概して鉢については軽視していることに異を唱えていましたが、そのことについては私も同感です。Hanayakata050_2

店の外の敷地内もギャラリーでした。
ほとんど手をかけていないという事でしたが、木や野草が具合良く生えていて、いろいろな陶器などが配置されていました。
やはりここでも目立っているのは焼き物の河童たちでした。Hanayakata044

いろいろ説明を聞いているうちに、私には小川さんが河童の化身のようにも思えてきたのですが、このような感覚は多分失礼なことではない、とも思っています。Hanayakata045

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